お米の保存は劣化を防ぐためにも常温より冷蔵庫での保存がおすすめです。
しかし「冷蔵庫に何kgものお米は入らない」という経験はありませんか?
お米が冷蔵庫に入らないときは密閉容器などに入れて、高温多湿な場所を避けて保存しましょう。
お米は保存方法を間違えると、カビが生えたり害虫発生の原因になるため、安心安全に食べるためにも保存方法には注意が必要です。
お米が冷蔵庫に入らないときは正しい保存方法を知っておくと便利なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
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お米が冷蔵庫に入らない!最適な保存方法を紹介
確かに何kgもあるお米を全て冷蔵庫に入れるのは大変ですよね。
お米が冷蔵庫に入らない場合は空気に触れないようにして、直射日光が当たらない涼しい場所で保存しましょう。
冷蔵庫に入れなくてもカビや害虫の発生を抑えることができますよ。
詳しい保存方法を次でお伝えします♪
シンク下は危険!高温にならない場所でも湿度に注意
お米の保存場所としてよく使われるシンク下ですが、湿度が高くなったり周りの臭いをお米が吸収してしまうので置かないようにしましょう。
お米の保存には15度前後が最適と言われ、湿度がない場所のほうがカビや害虫の発生を抑えられます。
シンク下がだめならどこに置いたらいいの?
台所は気温が上がりやすく湿度もあるため、台所以外で直射日光が当たらず涼しく、多湿にならない場所をお家の中で探してみましょう。
- 床下収納
- 棚やクローゼットの下
- 北側の部屋
ほとんど開けることがない床下収納だと、湿度などの心配があるので注意してくださいね。
お米を収納する際は、収納場所の近くに洗剤など匂いが強いものがないことも確認してください。
冷蔵庫以外でお米の保存場所が見つかったら、保存容器について一緒に見ていきましょう♪
袋のまま保存はNG!お米は空気に触れさせないことが大事
お米を保存する際には、必ず空気に触れないように密閉容器に移し替えましょう。
お米の袋には通気性をよくするために小さな穴が空いていることがあり、密閉性が低い状態にあります。
お米が空気に触れると劣化が進みやすくなり、湿気によりカビが生えやすくなります。
そのため、なるべくお米に空気を触れさせないように密閉容器に入れるのが一番です。
このようなシンプルな容器だと、使い終わったときにも洗いやすくて便利ですね。
保存容器を洗わずに使い続けると、底にたまった古いお米から害虫発生の危険性があるので、容器が空になったタイミングで洗うようにしましょう。
お米を保存する容器を選ぶさいには「密閉」と記載があるか確認すると安心ですね。
また、調湿性がある桐でできた容器もお米の保存におすすめです。
桐って空気を通しそうだけど密閉になるの?
「密閉が大事」というお話をしていたので通気性が気になりますよね。
桐には小さな穴が開いていますが、実はこの穴は湿気の調節をしてくれるのです。
湿気が増えると穴が水分を吸収してくれて、乾燥すると水分を吐き出すという特徴があります。
また、桐には抗菌害虫効果のある成分が含まれているため、お米の保存には最適なんです。
1つ注意点があるとすれば、水洗いができないので空になったときを目安に固く絞った布巾で水拭きをして風通しの良い場所で乾かしてください。
見た目もおしゃれな桐の米びつは人気商品でもありますよ♪
害虫対策できるアイテムを紹介!
カビと害虫対策で他にできることはあるの?
お米の保存に最適な場所と容器が見つかってもまだ不安な場合はお米の保存に便利なアイテムを使っていきましょう♪
唐辛子(米唐番) | お米と一緒に置いて使える天然成分でできた防虫剤 |
竹炭 | お米と一緒に保存することで防虫・湿気吸収効果 |
ネルパック | 米などの鮮度を保ったまま長期保存が可能な保存袋 |
保冷米びつ | 15度以下をキープできる保冷タイプの米びつ |
上記のものを1つずつ解説していきます。
唐辛子には害虫が嫌う成分が含まれているため、お米と一緒に保存することで防虫効果が期待できます。
生の唐辛子では水分によってカビの原因にもなるので、乾燥唐辛子か米びつ用の防虫剤がおすすめです。
米唐番は天然成分でできているので口に入るお米に使っても安心です。
竹炭は唐辛子の防虫効果に加えて湿気対策もできます。
お米と一緒に保存しても良し、お米と一緒に炊いても良しです。
ネルパックはお米を長期保存できる保存袋で、こちらの商品だと保存期間の目安はなんと1年です。
真空状態にできるので、たくさん買って保存に困ったときや備蓄用に長期保存したい時に便利ですね。
「玄米を保存しています」という口コミも多く見られました♪
最後はお米の冷蔵庫、保冷米びつの紹介です。
保冷米びつは少々お値段しますが「絶対にお米を冷蔵庫に保存したいけど入らない」という場合には安心安全に保存ができるためおすすめです。
保冷米びつはあまり聞き馴染みがないかと思うので、上記の商品でお米保存にうれしい特徴を紹介しますね。
- お米の保存に最適な15度を保てる
- 完全密閉式でお米を害虫、湿気、カビから守ってくれる
- 30kgのお米が入る(21kgの商品もあり)
- レバー式で1合~7合までの計量が可能
- フィルターメンテナンスの時期をランプで知らせてくれる
- 取り外しできるパーツは水洗いが可能
- 幅32cmの隙間に収まり、キャスター付きで移動も楽々
大量のお米を保存する場合には最適な保存ができるためおすすめです。
次にお米の保存期間について紹介します。
お米は冷蔵庫で保存!冷蔵室より野菜室
お米が冷蔵庫に入らなかったときの対策をお伝えしてきましたが、やはり家の中で一番最適な保存場所は冷蔵庫です。
なぜなら家のどの場所に置くよりも、お米の保存に最適な温度である15度に最も近く、高温多湿を避けられるからです。
冷蔵保存での保存期間、冷蔵庫保存での気をつけるべきポイントをお伝えします。
お米の保存期間は夏は1ヶ月、冬は2ヶ月が目安
お米に賞味期限はあるの?
お米の袋に賞味期限や消費期限の記載はありませんが、精米年月日から数えて夏場は約1ヶ月、冬場は約2ヶ月を目安に食べきった方が良いとされています。
夏場は高温多湿になりやすいためカビや害虫発生が多くなりやすいです。
冬場は涼しいため高温にはなりにくいですが、長期間置いておくと乾燥からお米の水分が奪われ品質が損なわれます。
おいしいお米を食べるためには、家族の人数と使い切る期間を計算して、一度にたくさん買いすぎずなるべく早く食べきりましょう。
保存期間はあくまで目安ですが、常温保存よりは冷蔵保存の方が劣化は抑えられます。
冷蔵庫保存でも匂いうつりや乾燥に気をつける
冷蔵庫でお米を保存する際の注意点は、密閉して匂いうつりや乾燥から防ぐことです。
以下にポイントをまとめました。
- お米は密閉容器や密閉できる袋にうつす
- 近くにキムチなど匂いが強いものを置かない
- お米は送風口の近くに置かない
- 冷蔵室より野菜室で保存がベスト
冷蔵庫内はお米の保存に最適な場所ではありますが、食品が多くある場所なので匂いが強いものを近くに置かないように注意しましょう。
また、送風口の近くでは急激にお米が冷やされるため、送風口から少し離れた場所に置いたほうが良いです。
野菜室は冷蔵室より温度が高く、お米を最適な温度の15度に近くなるため野菜室に置くのがおすすめです。
野菜室は冷蔵室より匂いが出るものが少ない点でも、お米の置き場所には良いですね♪
お米は冷蔵庫でニトリ米びつ!ダイソー商品の使用感想
米びつを100円ショップで見かけたことはありますか?
100円以上のお値段はしますが、格安で米びつを購入することができます。
私もかつてはダイソーの米びつで冷蔵保存をしていました。
ダイソーの米びつはスリムタイプではなかったため、場所をとり使い勝手がよくなく、今はニトリの米びつを愛用しています。
ダイソーの米びつはコスパも良く、決して悪いわけではありません。
それでも今は100均の米びつよりニトリの米びつを愛用している理由をお伝えします。
ダイソーの米びつはお米保存に特化したものではない
私が使用していたダイソーの米びつは「米びつ兼フードストッカー」という商品名で、お米の保存に特化したものではありませんでした。
引用 ダイソーネットストア
上のフタがパカッと開いて、そこからお米を出し入れできます。
袋ごとお米を入れるときは上部のフタを全部とり、ざざーっと入れることができるので出し入れはとても便利でした。
買ってきた5kgのお米がすべて入るところもありがたいポイントです。
しかしこれを野菜室に入れてたので、野菜室の半分くらいは場所をとるのです。
今思うと絶対冷蔵庫保存には向いていないのですが、スリムタイプの米びつがあることを知らなかったのでしばらくこちらを使用していました。
大きくてキャスターも付いて出し入れがしやすいので、お米の保存の使用をやめた後は薬入れとして使っていましたよ。
ダイソーでスリムタイプの米びつがあるか調べてみましたが、やはりお米の保存に特化したものはないようです。
引用 ダイソーネットストア
こちらの商品は「穀物保存容器」という商品名で、1200mlの容量があるので米びつ代わりに使っても良さそうです♪
しかも私が使っていた米びつは440円でしたが、こちらは110円!
さすがダイソーさん、驚きのコスパです。
ニトリのスリム型米びつは使い勝手が最高!
100均の米びつの使用をやめた私が今愛用しているのは、スリムで計量もしやすいニトリの米びつです。
冷蔵庫のポケットなどに立てて収納できるもので、コスパが良いものを探してニトリにしました。
まさにこちらの商品なのですが、おすすめポイントをお伝えします。
- 縦にも横にも置ける
- 計量カップ付きでお米を計りやすい
- 上蓋が取り外しできるので袋からのお米が入れやすい
- スリムだけど腕が入る大きさなので洗いやすい
こちらの米びつのおかげで「スリムにお米を冷蔵保存する」という念願が叶いました♪
今は野菜室の手前に立てて置くことができています。
デメリットといえば2kgしか入らないという点なのですが、よくよく考えたら5kgものお米を注ぐのは結構大変なので容量は2kgで十分かと思います。
「2kgの米びつを2個購入してどちらも目一杯入れると5kg入ります」という使用者さんの声を見たことがあります。
商品説明にも本体2.5Lとあるので、入らなくはないようですね。
■容量(約):本体2.5L(お米約2kg)、カップ230mL
お米は約2kgとあるので、目一杯入れるかは自己責任でお願いします。
しかし、2個あれば「お米が5kg冷蔵庫に入る」のはうれしいですね。
種類がたくさんある米びつですが、良かったら購入の際の参考にしてみてください♪
まとめ
- お米が冷蔵庫に入らないときは高温多湿の場所を避けて保存する
- お米が冷蔵庫に入らないからといってシンク下に入れると、匂いうつりや多湿になりカビや害虫発生の要因となるなど危険が多い
- お米を袋のまま保存すると空気に触れて劣化が進みやすくなるため、すぐに密閉用に移し替えて保存する
- 保存容器の下にお米のカスが溜まって害虫発生の危険があるため、保存容器はお米がなくなったタイミングで洗う
- 桐の米びつは湿度調整をしてくれるのでお米の保存に最適だが、水洗いができないため洗い方に注意が必要
- 唐辛子や竹炭で、害虫や湿気からお米を守る方法がある
- ネルパックや保冷米びつは、お米を備蓄するさいや長期保存に役立つ
- お米の保存期間は夏場は1ヶ月、冬場は2ヶ月くらいが目安
- お米を冷蔵庫で保存する場合は、温度の点や匂いうつりがしにくい点から野菜室での保管が向いている
- ニトリのスリム型の米びつは、使い勝手が良くコスパも良いのでおすすめ
生のお米は虫が発生しやすく、湿気にも弱いことがわかりました。
お米の袋に入っているからといって「このまま保存して大丈夫」と思っていると危険ですね。
実は冷蔵庫に入らないお米は袋のまま保存していたのですが、密閉容器に入れるなど対策していこうと思いました。
毎日のように家族みんなが食べるお米だからこそ、正しい保存をして無駄にせずおいしいお米を食べたいですね♪
冷蔵庫の中がいっぱいでお米が入らないわ